2023年9月16日(土)~9月24日(日)
水曜定休 営業時間11時〜19時
協力:諸国民窯・古民芸たつの
柳宗悦と河井寛次郎が讃えた薩摩の焼物
1934年(昭和9)の元旦、鹿児島県の焼物を調査していた思想家の柳宗悦と作陶家の河井寬次郎は、不思議な縁で黒物(くろもん)と呼ばれる茶加(土瓶)に出会います。翌日には産地である苗代川窯を訪れ、夥しい数の陶器とその美しさに驚嘆しました。5月には雑誌『工藝』第41号で苗代川の特集を編み、柳は「かゝるものが猶も作られてゐるのは、眞に奇蹟だ」と絶賛、河井も「此処では穀物や野菜が作られると同じ志の中から立派な陶器が作り出される」と敬意を表しました。同誌の図版に載ったのは、擂鉢、片口、徳利、壺、茶加などで、何れも生活に根差した健やかな品です。
今回「暮らしの中の古民窯展」のために、『工藝』掲載品の兄弟といえる苗代川の器を集めました。併せて同じ薩摩焼の古帖佐や種子島の優品もお見せします。これらの焼物は現代の暮らしに取入れても、また茶器として見立てても、何ら差支えない美しさを宿していると思います。ご高覧いただければ誠に幸いです。

2023年9月30日(土)~10月9日(月・祝)
水曜定休 営業時間11時〜19時 最終日は17時まで
木を彫り、漆を塗っての作品作りに日々励んでいます。木と漆の良さを感じて頂ける作品を出品いたします。
皆様の御高覧を賜れば幸いです。(北原 進)
出品作品:厨子、花器、重箱、盛器、椀、皿、鉢など
*作者在廊日:9月30日、10月1日、9日

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